2019年10月16日
時速2.5kmの台北雑貨歩き、其の1「ミニチュア博物館」
こんにちは。
先月、おとなり台湾の台北に4日ほど出かけてきましたのでそのお話を少し。
20年くらい前に南部の高雄市に2年住んでいて、台湾になじみはあるのですが、
台北はほとんど知らず、当時仕事仲間に連れていってもらった飲み屋での
朧げの記憶しかないというありがちな状況でした。
ほぼ初めてみたいな台北ですが、今回は仕入れとか何やかやの仕事がらみ無しの
行き当たりばったりの気楽な旅にしました。
とはいっても、何しろポンコツの体ですから、昨年のバンコクに続いて、どんどん人に抜かれる
時速2、5キロのヨタヨタ歩きです。バンコクの時より0.5キロだけスピードアップ!。
今回のガイド本は「歩く台北2019年版」。この「歩く」シリーズはバンコク版もあって、
現地在住の日本人を意識して作っているのでいつも使って重宝しています。
本屋ではなくネットで買えます。

台湾感最初の歓迎は朝のラッシュ時のバイクの団体爆走。これですよ、これ。
信号が変わったとたん一斉に何十台のバイクが固まりとなって、超スピードで
交差点を駆け抜けていくさまに、「絶対70キロはでてる、ああ、台湾だよなあ、」と実感です。

今回の台北で行きたい場所のひとつが「袖珍博物館」です。「ミニチュアミュージアム」。
ミニチュアやドールハウスなどを展示している博物館ですが、袖珍とはポケットや小さいもののことをいうらしいです。

ミニチュア偏愛狂の私としては外すことができないところです。
ミニチュアばかりなんて、変わり者かよほどのヒマ人しか行かないだろうと思っていたら、
これがけっこういるんですね、そんなひとたちが。失礼しました。
少しですが写真で紹介しましょう。
最初に迎えてくれるのが横2メートルは超えるかと思える巨大なハウスです。
ドールハウスファンの方には涙が出そうな精密さとグレード、スケールです。

室内も調度品や家具もひとつひとつうーんと唸ってしまうほどの仕上がりです。

こんなレベルのミニチュア作品が大小含めて300位展示してあるので見ごたえ充分。
かなりの点数ですが、好きであれば吐き気はしませんので大丈夫です。
今からコンサートツアーに出掛ける演奏家の部屋、というストーリーの作品だったり、

古のヨーロッパの街角のジオラマ風情景だったり、

年季の入ったアメリカらしいガソリンスタンドの崩れそうな後継を再現したり、と
作品の意図やアプローチなんかがいろいろでかなり楽しめます。

建物の裏側。時間を感じさせる何とも味のある、出来栄えです。

典型的なドールハウスのイメージで、馴染みのある感じですね。

実のところ、わたくしは上記のドールハウス決して嫌いではありませんが、
とことん気持ちが入り込んでしまうタイプのミニチュアではないようです。
実際の感覚とかけはなれすぎているからかも、とも思います。
好きなジャンルのひとつ、日本ものもありました。昭和の街角が再現されていて、

路地を走り抜けるワーゲンと景色なんか、なつかしさで涙が出そうです。
「aiways三丁目の夕日」の世界のようです。

私の完成ににグサッと刺さったのが以下の作品です。
作家名はスティーブ・ヒルバート。19世紀末英国ロンドンの経済政策によって、
工場や長屋の取り壊しと同時に都会の片隅に追いやられていく
イーストエンドの労働者や低所得者層の希望をなくした日常を表現しています。
古びてくたびれ、色褪せた建物は今にも朽ち果ててしまいそうです。

閉じてしまった商店の入り口で家を失くした男が寝こんでいます。酒かはたまた薬でしょうか?

媒んだ狭い部屋の中では、集めたぼろ布を継ぎ合わせてひしめく合うように
何かを繕って、その日のわずかな食事代にあてているのでしょうか?
やせた子供の体も傾いて具合が悪そうです。

別の部屋では強欲な家主が家賃の取り立てと追い出しを迫っていて、住人は途方にくれています。

このような光景が1メートルは超えそうな装置の中に作られていて
ぐいぐいと迫ってきます。楽しいだけではないこんなドールハウスあるんですね。
どの作品もそのテーマとストーリーが観る人のこころを揺さぶるようでただ可愛いだの、
素敵だの、おしゃれだの,といったものばかりではないミニチュアの深い世界が堪能できます。
写真も少ししか紹介できませんでしたが、興味のある方は一度行ってみてください。
「袖珍博物館」は、地下鉄「松江南京」駅から歩いて8分くらいです。
ミュージアムショップで組み立て式の、台湾のレトロな映画館のミニチュアを買って
帰宅後組み立ててニタニタしながら眺めております。(これ、店に置いています)


というわけで、ミニチュアの話ついつい入り込んでしまって長くなってしまいましたが
しつこい性格おゆるしください。
懲りずに次回の「時速2,5kmの台北雑貨歩き」、時間があったらみてください。
しがない雑貨制作屋のエルサラでした。
先月、おとなり台湾の台北に4日ほど出かけてきましたのでそのお話を少し。
20年くらい前に南部の高雄市に2年住んでいて、台湾になじみはあるのですが、
台北はほとんど知らず、当時仕事仲間に連れていってもらった飲み屋での
朧げの記憶しかないというありがちな状況でした。
ほぼ初めてみたいな台北ですが、今回は仕入れとか何やかやの仕事がらみ無しの
行き当たりばったりの気楽な旅にしました。
とはいっても、何しろポンコツの体ですから、昨年のバンコクに続いて、どんどん人に抜かれる
時速2、5キロのヨタヨタ歩きです。バンコクの時より0.5キロだけスピードアップ!。
今回のガイド本は「歩く台北2019年版」。この「歩く」シリーズはバンコク版もあって、
現地在住の日本人を意識して作っているのでいつも使って重宝しています。
本屋ではなくネットで買えます。
台湾感最初の歓迎は朝のラッシュ時のバイクの団体爆走。これですよ、これ。
信号が変わったとたん一斉に何十台のバイクが固まりとなって、超スピードで
交差点を駆け抜けていくさまに、「絶対70キロはでてる、ああ、台湾だよなあ、」と実感です。
今回の台北で行きたい場所のひとつが「袖珍博物館」です。「ミニチュアミュージアム」。
ミニチュアやドールハウスなどを展示している博物館ですが、袖珍とはポケットや小さいもののことをいうらしいです。
ミニチュア偏愛狂の私としては外すことができないところです。
ミニチュアばかりなんて、変わり者かよほどのヒマ人しか行かないだろうと思っていたら、
これがけっこういるんですね、そんなひとたちが。失礼しました。
少しですが写真で紹介しましょう。
最初に迎えてくれるのが横2メートルは超えるかと思える巨大なハウスです。
ドールハウスファンの方には涙が出そうな精密さとグレード、スケールです。
室内も調度品や家具もひとつひとつうーんと唸ってしまうほどの仕上がりです。
こんなレベルのミニチュア作品が大小含めて300位展示してあるので見ごたえ充分。
かなりの点数ですが、好きであれば吐き気はしませんので大丈夫です。
今からコンサートツアーに出掛ける演奏家の部屋、というストーリーの作品だったり、
古のヨーロッパの街角のジオラマ風情景だったり、
年季の入ったアメリカらしいガソリンスタンドの崩れそうな後継を再現したり、と
作品の意図やアプローチなんかがいろいろでかなり楽しめます。
建物の裏側。時間を感じさせる何とも味のある、出来栄えです。
典型的なドールハウスのイメージで、馴染みのある感じですね。
実のところ、わたくしは上記のドールハウス決して嫌いではありませんが、
とことん気持ちが入り込んでしまうタイプのミニチュアではないようです。
実際の感覚とかけはなれすぎているからかも、とも思います。
好きなジャンルのひとつ、日本ものもありました。昭和の街角が再現されていて、
路地を走り抜けるワーゲンと景色なんか、なつかしさで涙が出そうです。
「aiways三丁目の夕日」の世界のようです。
私の完成ににグサッと刺さったのが以下の作品です。
作家名はスティーブ・ヒルバート。19世紀末英国ロンドンの経済政策によって、
工場や長屋の取り壊しと同時に都会の片隅に追いやられていく
イーストエンドの労働者や低所得者層の希望をなくした日常を表現しています。
古びてくたびれ、色褪せた建物は今にも朽ち果ててしまいそうです。
閉じてしまった商店の入り口で家を失くした男が寝こんでいます。酒かはたまた薬でしょうか?
媒んだ狭い部屋の中では、集めたぼろ布を継ぎ合わせてひしめく合うように
何かを繕って、その日のわずかな食事代にあてているのでしょうか?
やせた子供の体も傾いて具合が悪そうです。
別の部屋では強欲な家主が家賃の取り立てと追い出しを迫っていて、住人は途方にくれています。
このような光景が1メートルは超えそうな装置の中に作られていて
ぐいぐいと迫ってきます。楽しいだけではないこんなドールハウスあるんですね。
どの作品もそのテーマとストーリーが観る人のこころを揺さぶるようでただ可愛いだの、
素敵だの、おしゃれだの,といったものばかりではないミニチュアの深い世界が堪能できます。
写真も少ししか紹介できませんでしたが、興味のある方は一度行ってみてください。
「袖珍博物館」は、地下鉄「松江南京」駅から歩いて8分くらいです。
ミュージアムショップで組み立て式の、台湾のレトロな映画館のミニチュアを買って
帰宅後組み立ててニタニタしながら眺めております。(これ、店に置いています)
というわけで、ミニチュアの話ついつい入り込んでしまって長くなってしまいましたが
しつこい性格おゆるしください。
懲りずに次回の「時速2,5kmの台北雑貨歩き」、時間があったらみてください。
しがない雑貨制作屋のエルサラでした。